創造力とは?
創造力とは、辞書では「新しいものをつくりだす能力」とされています。
特にこれからの時代に必要とされる創造力は、0から作り出し1にするゼロイチの能力だったり、解答が一つだと決められていない課題に対して、答えを見つけ出すことができる能力です。
2006年に経済産業省が提唱した社会人基礎力においての創造力は「新しい価値を生み出す力」と定義されています。行動例としては「既存の発想にとらわれず、課題に対して新しい解決法を考える」という内容を挙げています。
創造力が育ちづらいこれまでの詰め込み式の教育では、社会に出た時に前回の結果がうまく行っいれれば→前回と同じ方法を行うといったように物事を進めていくことが多くなっていました。しかし、それではグローバル化する社会では、会社も社会も発展しません。情報収集をして分析をした上で、新しい価値をつくり出す力が求められています。
創造力が必要な理由
もちろん創造力は特定の人だけが生まれ持っている特別な能力ではないですので、大人が子どもの発育をサポートすることで、誰もが身につけ鍛えることができます。
工作やおままごとなどをすることでも創造力を育むことができます。
創造力は、AIやロボットなどのIT技術が発展するこの時代に、人間ならではの力が発揮できるスキルです。よって、子どもたちが創造力を身につけることは、将来の選択肢を増やすこととAIやロボットに新たな仕事を吹き込むことができます。
大切なことは、自由な発想ができる幼少期にこそ創造力を磨くことです。年齢を重ねていくと、経験の豊富さから固定観念にとらわれてしまいがちです。柔軟な想像力と創造力を培うためには、子どものころからトレーニングすることが良いでしょう。
子どもの創造力を高める方法
ポイントを押さえて創造力を育む場を提供してあげれば、その能力を伸ばすことが可能です。
自由に遊ぶことができる時間を与える
子どもと一緒に遊ぶことも勿論大事ですが、子どもが一人で自由に遊ぶ時間も創造力を高めるには大事です。自分で考えなが自分の思いのままに遊ぶことで創造力が高まります。うまく出来ない遊びでも、子どもなりに違う遊び方を試したり、楽しみを見出したりします。それこそが、新しい何かを生み出していく創造力を養うことにつながるのです。
上手にできなくても、そっと見守ることが大切です。子どもの創造力を育てるために保護者さまができるサポートの一つです。
自由に遊ぶことができる場所を与える
自由に遊ぶことができる時間には、自由に遊ぶことができる場所も用意してあげてください。子どもが一人で集中して、自由に自分の創造性を発揮するには、それが許される空間が必要ですので、汚れたり散らかったりしてもいい空間や汚れてもいい服を用意してあげましょう。
子どもが工夫して遊ぶことができるものを与える
創造力を育むためには、工夫次第で遊び方が広がる素材やおもちゃを用意してあげると良いでしょう。ブロックや工作グッズなど、子どもが自由に工夫して遊ぶことができるおもちゃや道具を選んであげることが大切です。
親が創造する姿を見せる
何かつくってみなさいと口で言うだけでは子どもはやりません。子どもは大人の姿を真似して成長していくものです。子どもの創造力を高めるために、保護者さまも一緒に創造を楽しんでみましょう。
大人が何でも先回りしない
失敗する前に「こうすると上手にできないよ」と失敗を事前に防いでしまうことがあります。しかし、これでは「失敗するのはいけないことだ」と子どもが失敗を恐れる気持ちが強くなってしまう可能性があります。
仕事でもそうですが、新しく何かをつくり出すときに失敗はつきものです。
大切なのは、子どもが失敗から立ち上がり解決しようと奮闘する姿を応援することが大切です。
子どもの質問をしっかりと聞く
子どもに質問をされたら、すぐに答えを教えるのではなく、子ども自身にも考えさせることが大切です。保護者が一緒に考えたり、解決策をお互いに出し合ったりすることも、創造力を高めることに繋がります。
褒め方や感想の伝え方に気をつける
子どもは、自分がつくった作品を保護者や人に見てもらいたいと思っているので、きちんと感想を伝えるのも重要なポイントです。
褒めるときは、「よくできたね!」「上手に描けたね!」というように成果だけを褒めるのではなく、「いっぱい考えてつくったんだね」「この仕掛けが面白いね」と子どもが取り組む姿勢や具体的な工夫など、過程や努力を褒めることが大切です。
まとめ
創造力を高めることは、将来の可能性を広げるために重要なことです。
創造力を育むためには、子どもが自ら考えて問題を解決できるように適切にサポートできる環境がある事も大切です。
子どもの創造力をさらに向上させるために、プログラミング学習を取り入れてみてはいかがでしょうか。
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